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投資の種類③:不動産

パート6

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投資の種類③:不動産

不動産

不動産投資とは?

民法で規定する「不動産」とは、土地および土地に定着している物をいいます。「不動産投資」とは、不動産を購入し、それを他人に貸すことで家賃収入を得ることが主目的の投資です。一般的に不動産投資は老後の年金対策として始める人が多くいます。

不動産投資では、選べる物件が多岐にわたります。物件によって初期費用や利益率も異なるため、それぞれの特徴を踏まえた上で、自分に合ったものを選ぶことが大切です。以下は主な不動産投資の種類です。

  • マンション・アパート棟経営
  • 戸建て経営
  • ワンルームなどの区分マンション経営
  • 駐車場経営
  • コインランドリー経営

不動産投資とは.png

不動産投資の簡単な仕組み

不動産投資は「なんとなく」と曖昧なイメージで始めるよりは、しっかりと目的を持ち、明確に目標に向かって取り組むことが大切な投資商品です。
そのため、まずはどのくらいの利益が欲しいのかという目標を立てたり、不動産投資に関する知識をつけたり、と手順を踏んで物件選びにつなげます。

一般的に不動産投資はローンを組んで始めることが多いので、あらかじめ必要な資金をそろえることも念頭に入れておきます。
資金の準備が整ったら、物件を購入する不動産会社を選んだり、物件を選んだりしまし。
そして最後に売買契約を交わし、運用を始めます。

不動産投資は個人で運用することもできますが、物件の管理等さまざまなハードルがあるため「REIT(リート)」のような不動産に特化して投資する投資信託も活用できます。

不動産投資の流れ.png

不動産投資の特徴

不動産投資は、ミドルリスク・ミドルリターンな投資と表現されます。それは、入居者の家賃を収入源としているので、入居者が固定すれば安定的な収入を得られることができるからです。

もし選んだ物件が一棟マンションやアパートならば、入居者が一度に退去することは少なく、急激に収入が変動することはほとんどありません。また、管理会社によっては空室が出ても一定額の賃料を保証する制度を設けている場合もあります。

不動産 特徴tabke.png

金融ポイント.png

メリット

主な不動産投資のメリットは3つになります。

  • 中長期的に安定したインカムゲイン
  • インフレ対策
  • すぐにリターンが得られる

中長期的に安定したインカムゲイン

家賃は株価のように日々変動することはないので、毎月安定して入居者からの収入を得ることができます
年を取ったときに年齢や体力の問題などで働けなくなった際に、賃貸収入があると家計に余裕ができます。

また、家族がいる場合は物件が生命保険の代わりになったり、相続税の節税につながったりすることがあります。

安定して収入えられる.png

インフレ対策

インフレで物価が上昇すると、実物不動産の価値もともに上昇しやすくなります。結果的に家賃収入が増加したり、売却益が得られたりする可能性が大きくなったりします。

インフレに強い.png

すぐにリターンが得られる

株式などの投資でまとまったお金を作るためにはそれなりの時間を要します。ですが、不動産はローンを組んで購入するケースがほとんどなので、数百万から数千万円の資産がすぐに手に入ります

また、ローンを組むことによって資金・収支計画も明確になり、中長期の資産形成計画も立てやすいです。

デメリット

不動産投資のいくつかのデメリットは下記の3つです。

  • 流動性が低い
  • 固定費・運用費がかかる
  • 不動産価格下落の可能性

流動性が低い

株式投資は売買の自由度が高いので、同じ日に何度も売ったり買ったりすることができます。しかし、投資用不動産の売却には、どんなに早くとも数週間はかかります

不動産会社自身が直接買取をする場合でも数週間かかり、買主を探して売主と買主が売買契約を交わす場合は数カ月単位の時間がかかります。

固定費・運用費がかかる

不動産は購入しても、その後の管理業務が必要になります

例えば、マンションの場合ならば管理費や修繕積立金などの費用がかかります。管理費ならば、証明の交換や掃除など入居者の快適な暮らしを維持する費用が含まれます。修繕積立金ならば、大規模な建物工事や給水ポンプの交換費などが含まれます。

不動産の管理業務.png

不動産価格下落の可能性

経年によって建物や設備は劣化するので、一般的に月日が経つごとに不動産の価格は下がるものといわれています。
場合によっては購入時よりも不動産価格が下落する可能性もあります。

不動産投資 メリットデメリット.png

次のパートでは、「投資信託」について学習します。

1 不動産投資
2 不動産投資のメリットとデメリット