外務員とは

外務員とは、金融機関において金融商品の営業を行う人のことです。
金融機関とは銀行・証券会社・保険会社などが含まれます。

もちろん、金融機関の種類によって扱う金融商品は異なります。
例えば銀行では国が発行する債権である国債、証券会社では会社が発行する株式、保険会社では保険などがあげられます。

外務員の主な業務は、顧客に対して金融商品のリスクや有効性についての説明を行い、契約に結び付けることです。

外務員は個人営業と法人営業の２つに分かれます。

個人営業とは個人の顧客に向け金融商品を売る仕事です。
個人向け金融商品と一口で言っても、目的ごとに様々な種類があります。

顧客の目的が今持っている資産を増やすことであれば、投資信託や証券などを提案し資産運用を行います。
顧客が多額のお金が必要な状態にあれば、住宅ローンや教育ローンといったローンを提案し、お金を貸与します。
顧客が将来のリスクヘッジをしたい場合は生命保険や損害保険といった保険商品を提案します。

法人に向け金融商品を売る仕事です。
法人向け金融商品は主に資金繰りを援助するものが多いです。

例えば銀行による現金の融資や、証券会社による株式や社債の融資があげられます。

外務員に必要なスキルとして、コミュニケーション能力が挙げられます。
個人営業・法人営業ともに、提案する金融商品について顧客が知っておかなければならない要素を、リスクを含めて分かりやすく説明しなければならないからです。

さらに、外務員は顧客に十分な説明を行う責任があるため、各金融商品の概要や法整備、経済、金融など様々なことをきちんと理解することが求められます。

次のパートでは、そのなかでも投資信託や証券などを取り扱う「証券外務員」について詳しく解説します。