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金融商品取引業基礎試験

パート4

証券外務員とは

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金融商品取引業基礎試験

証券外務員資格と金融商品取引業基礎試験のつながり

金融商品取引業基礎試験とは

一言で言うと、金融の基礎的な知識を習得するための試験です。外務員資格などと違い、業務を行うための資格ではありません。元々はIT企業などの非金融業界かつ金融の知識が必要な企業や金融業に関心のある学生が第一金融商品取引業についての知識を得るための試験です。

証券外務員資格以外の金融関連の資格

金融商品取引業基礎試験は上記のような意図でつくられました。このような試験が他にもあるので周辺知識として把握しておきましょう。

金融業務能力検定

レベルに合わせて様々な試験があるのが特徴です。実務を行う能力を測るために作られた検定試験です。金融商品取引業基礎試験と非常に名前が似ているため間違えないようにしましょう。

スクリーンショット (314).png

そもそも金融商品取引業とは

金融商品取引業とは

ざっくりというと金融商品を販売したり、お客さんから預かったお金を運用したりすることです。金融商品取引業の登録を受けることでこれらの業務を行うことが可能になります。また、詳しくは以下の4つの区分に分かれています。

第一金融商品取引業

金融商品取引法(以下金商法)第2条1項に該当する有価証券を扱うことにあたります。例えば、証券会社外国為替証拠金取引業者(FX)などがあたります。

第二金融商品取引業

金商法第2条2項に該当する有価証券を扱うことにあたります。例えば、不動産業者集団投資スキームなどの自己募集などがあります。

投資助言・取引業

投資顧問契約に基づく助言や投資契約の締結の代理・媒介を行う場合にあたります。例えば投資顧問会社(投資助言・代理業者)などがあります。

投資運用業

投資運用に関する業務がこれにあたります。例えば、投資信託委託会社などがこれにあたります。

スクリーンショット (316).png

金融商品取引業基礎試験の概要

出題科目と出題範囲

出題科目は以下の通りです。

  • 証券市場の基礎知識
  • 金融商品取引法及び関係法令
  • 金融商品の勧誘
  • 販売に関係する法律
  • 経済・金融
  • 財政の常識
  • セールス業務

これら以外にも金融商品取引業に密接に関連する金融商品や取引、経済や金融に関する基礎知識が出題されます。
出題範囲は以下の通りです。

①上記出題科目についての実務的、専門的知識
②コンプライアンスに関する基本的かつ重要な事項

法令や規則において変更があった場合は新制度に従って基づいて出題されます。

形式

PCでの○×方式と5択の選択肢問題です。問題数は50問です。試験時間は70分です。

合格基準

140点満点の7割(98点)以上得点した者が合格者となります。

スクリーンショット (315).png


次のパートからは証券外務員の内容に戻りますが、このパートで知った2つの資格についても周辺知識として踏まえておきましょう。

1 金融商品取引業基礎試験の意義
2 金融商品取引業基礎試験の形式