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年金とは

パート3

年金制度と保険

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年金とは

年金制度

本パートでは、年金についてその概要と老後資金について学んでいきましょう。

年金とは

皆さんは、年金と聞いてどのようなイメージをしますか? 「おじいちゃんやおばあちゃんがもらっているもの」などと想像した方が多いのではないでしょうか。
そもそも年金とは、毎年一定額を支給する制度のことを言い、大きく以下の2種類にわけられます。

  • 国が運営する「公的年金
    • 国民年金
    • 厚生年金
  • 民間の保険会社などが運営する「私的年金
    • 企業型確定拠出年金
    • 厚生年金基金
    • 確定給付企業年金
    • 個人型確定拠出年金(iDeCo)

公的年金の財源は主に保険料であるため、保険料を支払うことを条件に給付されます。そしてその中でも”年金”という形で給付する保険を指して「年金保険」といいます。

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年金の基本的な仕組みと特徴

年金の基本的な仕組み

保険で備える出来事のことを保険事故と言います。この出来事が発生した場合に生活が危機に陥るといった状況に備える制度が保険です。

では、年金保険が備える保険事故とはどのような事故でしょうか。それは、「所得が失われる事故」であるといえます。 つまり年金とは、比較的長期間による所得が失われる可能性に備えた保険のことを指すのです。

年金の特徴

日本の年金制度の体系はよく家に例えられており、3階建て構造と言われています。

  • 1階:国民年金が相当。全国民共通の年金
  • 2階:厚生年金が相当。対象は、会社員・公務員など
  • 3階:企業年金と年金払い退職給付が相当。会社独自の年金制度を指す

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年金はいくら必要なのか

老後にもらえる年金以外のお金

老後の生活の柱となる退職金制度(※会社の人事や総務の担当者、退職金規定などで確認可能は、4社に1社もないと言われています。
その状況のなかで、再雇用等で働く人の割合は、

  • 60歳代前半:7割程度
  • 60代後半:5割程度

であるというデータがでています。

仮に給料が下がったとしても、例えば月20万円の給料だった場合、5年間働くことで総額は1,200万円になります。そのため定年後も、長く働くことで収入を増やすといったことも視野に入れる必要があるでしょう。

また、5年以上雇用保険料を納めた人の給料が60歳時点と比べて75%未満に下がったときは、雇用保険から「高年齢雇用継続給付金」として60歳以降の給料の最高15%を、65歳になるまで最長5年間受け取ることができます。

老後に必要な金額

人生100年時代と言われている現代、老後資金はどれくらい必要なのでしょうか?
一般的に老後生活を30年間と考えた時には合計で2,000万円程度*の老後資金が必要だと言われていますが、必要な老後資金は人によって異なります。

*) 無職の高齢夫婦世帯の平均的な収入・支出から30年間の赤字額を合計したもの。

そのため、老後の年金額を把握して老後に必要な資金の積み立てを計算する必要があります。下記を参考に想像してみるのも良いかもしれません。

① 老後の年金額を把握

毎年誕生日に届く年金定期便で把握が可能です。

② 老後資金の積み立て計算

今のうちから想像することは難しいと思いますので、
「どこで」
「だれと」
「どんな生活を」
おくる老後にしたいのかということから考え始めましょう。

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次のパートでは、年金の種類について具体的に学んでいきましょう。

1 年金について
2 年金の特徴について