本パートでは、流通しているモノ・サービスに対する対価である様々な支払い方法について、メリット・デメリットとともに学んでいきます。
支払い方法は、大きく分けて以下の2つがあげられます。
- 現金決済
- キャッシュレス決済
では、早速勉強していきましょう。
現金決済
ご存知の通り、現金決済とは、物理的なお金(紙幣・貨幣)を用いた支払い方法のことです。
▼ メリット
- 誰でも簡単に支出・収入の金額を把握できる
- 国内であれば店舗による利用制限なく使用できる
(一部例外の店舗あり) - 不正利用の心配がない
▼ デメリット
- ポイントや優待などのサービスがつかない
- インターネットで決済する際に手数料がかかる
- 店舗での支払いに手間がかかる
- ATMに立ち寄る必要があり、引き出す際には手数料がかかる
メリットとしてあげた「基本的にどこの店舗でも使用できる」という点については、キャッシュレス専用レジや、完全キャッシュレス化している店舗もあるということを留意しておきましょう。
キャッシュレス決済
支払いや受け取りをデジタル化した決済方法のことです。 具体的には、
①電子マネー
②デビットカード
③クレジットカード
④QRコード
があげられます。
以下では、それぞれの特徴をみていきましょう。
① 電子マネー
- 交通系(Suicaなど)や流通系(nanacoなど)がある
- 電子データで決済することができるため、利用へのハードルが低い
- 端末にかざすだけで決済ができるため、支払う手間がほとんどかからない
②デビットカード
- 支払いとともに、登録している銀行口座からお金が引き落とされる
- J-Debitのように、そのまま銀行のキャッシュカードを使用できるものや、国際ブランドと連携しているVisa、Mastercardなどがある
③クレジットカード
これは、日本で最も普及している決済サービスだと言われています。
- 後払い決済であるため、支払い時に現金を所持していなくても買い物ができる
- 国内外で利用できる
- 保険などの付帯サービスの恩恵を受けられることがある
④QRコード
代表的なものとして、PayPayや楽天Payなどがあげられます。
- ユーザースキャン方式:利用者側が、店舗側の支払い情報を記録したコードをアプリで読み込む
- ストアスキャン方式:店舗側が、利用者が表示したコードを読み取り機器を用いて読み取る
このように、キャッシュレス決済と一口に言っても様々な種類があることが分かったと思います。
では、キャッシュレス決済のメリットとデメリットはなんでしょうか。
▼ メリット
- 現金を持ち歩かなくて良い
- ATMにたちよる回数が減少する
- お金でのやりとりが簡単になる
- 何にいくら使用したのか、アプリで確認できる
- 利用額に応じてポイントが付与されることがある
▼ デメリット
- 「お金を使った」という実感が湧きにくいため、使い過ぎてしまう可能性もある
- 利用できない店舗がある
- 停電時などに使えない
- 不正送金など犯罪への不安
上記のように、キャッシュレス決済は便利な点がある反面、デメリットとなる面もあるためどちらも加味した上で利用を考えた方が良いでしょう。