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資産形成の種類

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資産形成

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資産形成の種類

みなさんは「資産形成」がどういうものかご存じですか?
資産形成とは、自分の資産を増やす目的で、貯蓄や投資をしたりすることを指します。
では、なぜ資産形成が必要になるのでしょうか。

主には以下のような理由があげられるでしょう。

平均寿命が伸びたことにより、老後の生活費を確保する必要性がある
低金利で預金してもお金があまり増えない
③物価上昇に伴い貨幣価値が目減りしている(インフレ

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そのため本コースでは、資産形成・運用とはどのようなものなのか学んでいき、将来に備えられるようになりましょう。

まずは本パートで、資産形成を行う上で考えられる金融商品にはどんな種類があるのか説明していきます。

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貯金(口座の使い方)

将来に備えて貯金をすることは当たり前だと感じると思います。この貯金こそが資産形成における一番の基本です。
口座にお金を預けると、利子(利息、貸借りの際に一定の割合で支払われる対価)を得ることができます。また、この利子を割合で現したものを金利(利率)と呼びます。


例:金利0.002%で200万円を銀行に預けると...?

200万円が1年後に、200万20円になります。つまり、20円の利子がついたということです。


このような仕組みで貯金が増えていくのです。しかしながら、2000年代以降の日本においては金利がないに等しいため、口座に貯金してお金を増やすことは期待できません。

年金

年金も資産形成の1つです。例えば以下ようなものがあります。

  • 確定拠出年金:60歳まで引き出せないが掛金の調整や受け取り時の自由度が高い。また運用中の利益に税金がかからず、所得税や住民税の控除が受けられるというメリットがある。
  • 個人年金保険:保険会社に運用を任せて途中解約もできるが、税金面でメリットが小さい。
  • 小規模企業共済:対象は個人事業主など限られているが、税金面でメリットが大きく借入できる。
  • 国民年金基金:対象は個人事業主など限られているが、終身で受け取ることができて税金面でもメリットがある。
    上記以外にもあるため、自分の目的にあった特徴をもつ年金を選択しましょう。

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保険

保険と聞いたら"保証"のイメージが強いと思われますが、保険の中には資産運用を目的としていたり資産運用の効果を得られるものも存在しています。
この具体例としては、個人年金保険、終身保険などがあげられます。

株式

株式会社が資金調達を目的に(事業を開始・拡大するために)発行する証券のことを株式と言います。株式を買う=株式に投資していることになり、その証券を発行した会社に出資したことを意味します。

このように株式を所有している人を株主と呼び、株主は法的に株式会社の所有者であることになります。 以下の2種類が株式投資で収益を得る仕組みです。

  • 会社は出資されたお金を返す必要はなく、株主はその会社が上げた利益に伴い配当を受け取る(インカムゲイン)ことができます。
  • 買った株の価格が買った時よりも高ければ、売ることによって差額が自分の収入になります(キャピタルゲイン)。

債券

国や会社などが資金を調達するために、投資家などからお金を借りるために発行するものを債券と言います。国や会社が、お金を借りる代わりに利子を支払い、満期がきた際に借りた相手へお金を返すことを約束します。

このような仕組みであるため、発行した会社などが倒産した場合、返済されない可能性があります。これは、「元本が保証されていない」と言い換えることができます。

また債権は、発行元が国なら「国債」会社なら「社債」と呼ばれています。

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不動産

マンション・アパートやオフィスビルを購入したり、元々所持していた土地を駐車場やコインランドリーなどとして運営し、収益を得ることを不動産投資と言います。

その仕組みは、マンション・アパートやオフィスビルの場合、投資用不動産を購入し賃貸運用していき、家賃から収入を得るといったものです。(インカムゲイン)

また、株式と同じように所持していたものの価値が上がっていれば、売却することで収益が得られます。(キャピタルゲイン)

投資信託

多くの人々のお金を1つの大きな賃金として専門家がまとめて成果を分配するものを投資信託と言います。その中身は、債権・株式・不動産などを中心とするものから、それらの複数に投資する分散投資などもあります。


本パートでは、どんな種類の資産形成(金融商品)があるのか説明していきました。資産形成について学ぶ導入部分であるため、大まかに説明していきましたが、本コースでそれぞれを詳しく学習していきましょう。

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