現金がなくてもカード1枚でいろいろなところで買い物できるなんて便利!
一方で、いくら使ったのかわかりにくいから使いすぎそうで怖い…なんていう不安もありますね。
学生のうちにクレジットカードのメリットと注意点正しく理解しておこう。
✓ クレジットカードで決済を行うしくみ
✓ クレジットカードの審査
✓ クレジットカードのメリット
✓ クレジットカードの注意点
クレジットカードで決済を行うしくみ
クレジットカード利用時、カード利用者とカード加盟店のあいだに直接的な現金のやりとりはありません。
「カード利用者」「カード加盟店」「カード会社」それぞれの立場での、クレジットカードのしくみを説明していきます。
■「カード利用者」
カード利用者は、クレジットカードをつくることで、カード加盟店でのお買物の際にクレジットカード決済が可能になります。
カードでの利用額は、後日カード会社から請求されて支払います。
■「カード加盟店」
カード加盟店は、契約したカード会社のクレジットカードが使用できる店舗のことです。
カード加盟店は、カード利用者の利用代金を後日カード会社から受け取ります。
その際、所定の手数料をカード会社に支払います。
■「カード会社」
カード加盟店でクレジットカードが利用された場合、カード会社は利用金額から手数料を引いた金額をカード加盟店に支払います。
その後、カード会社はカード利用者に利用料金を請求します。
クレジットカードの審査
クレジットカードのしくみの大前提として理解しておきたいのが、クレジットカードには審査があります。すなわち信用によって成り立っています。
クレジットカードは現金のやりとりをせずに商品を購入できます。
これは、カード利用者に信用があることを、カード会社が証明しているためです。
上の図にあるように、クレジットカードを申し込むとクレジット会社内での審査と共に信用情報機関というところに照会し、他社のクレジットカードなどでのお支払いの遅れがないかなどを確認します。
そしてこの回答をもとに、クレジット会社は総合的に判断してクレジット契約を認める形になります。
このクレジットの利用実績や、万が一お支払いが遅れるなどの事故が起きた時の情報はこの信用情報機関に登録される仕組みです。
こういった信用情報機関に情報が登録され共有されますので、お支払いに遅れると信用が低下し、お支払いが遅れたカード会社に限らずクレジットでのお支払いができなくなったり、クレジットカードが作れなくなったりといったご利用の制限が起こります。
ちょっとひとやすみ…
携帯電話料金の未払い、遅延も信用情報に影響するんです
つまり携帯電話の機種代金分割払いの1回の支払い遅れでもクレジットカードと同じルールで信用情報に登録されてしまいます。
3ヵ月間の遅れは、そのあとにカードローンやクレジット、住宅ローンを申込んだとしても、即審査落ちになる可能性大!ということになります。
クレジットカードのメリット
クレジットカードを使うメリットとは何でしょうか。
クレジットカードは、使えば使うほどメリットが実感できるアイテムなのです。
①現金を持ち歩かなくてもスマートに買物できる
②ポイントが貯まる
③旅行傷害保険やショッピング保険が付帯※カード会社により条件が異なる
①現金を持ち歩かなくてもスマートに買物できる
銀行やATMでお金をおろしたり、財布の中身を気にしたり…
クレジットカードならカード1枚で、コンビニでもレストランでもお支払いできます
タッチ決済機能のクレジットカードを選べば、サインや暗証番号の入力も不要ですし、カードのやり取りによる衛生面の不安もなく、スピーディーにお支払いできます
②ポイントが貯まる
公共料金や保険料などのお支払いでもポイントがたまります
ちょっとひとやすみ…
例えばエポスカードの場合だと、以下の月々のお支払いの場合…1年間で3,000円分のポイントがたまります
③旅行傷害保険やショッピング保険が付帯
海外旅行保険付きクレジットカードの特徴
クレジットカードに付帯されている海外旅行保険は、持っているだけで自動的に付帯される「自動付帯」タイプと、
出国までの公共交通機関の代金や旅行代金をクレジットカード払いで支払うことが条件で付帯される「利用付帯」タイプとがあります。
どのような条件で希望のカードの海外旅行保険が適用されるのかをしっかり把握しましょう。
クレジットカードの注意点
クレジットカードで支払いをすると、その時点では所持金に動きがありません。
そのため、現金払いよりも出費をした実感がわきにくく、想像以上にお金を使いすぎていたなんてこともあるかもしれません。
そのほかの注意点もあわせて確認しておきましょう。