サプライチェーンマネジメント(SCM)とは?
初めに、サプライチェーンマネジメント(SCM)について説明します。
サプライチェーンとは、原材料の調達から、消費者の手に渡るまでの生産・流通プロセスのことです。
●サプライチェーンの流れ
- 調達
- 製造
- 在庫管理
- 配送
- 販売
- 消費
サプライチェーンマネジメントは、このようなモノの流れとお金の流れを情報の流れと結びつけて、全体で情報を共有し合い、全体を統括して最適化を図る経営手法のことです。
サプライチェーンマネジメント企画(SCM企画)とは?
サプライチェーンマネジメント企画は、物流管理・物流企画のことで、購買・製造・物流・販売の流れを最適化し、すべてを一貫して管理する業務です。
主に、輸送や保管などを行う物流業務の依頼主である、荷主(にぬし)系企業の職種です。
※荷主(にぬし)とは、物流業界用語で、輸送・保管などの物流業務の依頼主のことを指し、荷物を出す側を発荷主、受け取り側を着荷主と呼びます。
主な業務内容
ここでは、サプライチェーンマネジメント企画の業務内容の一例を紹介します。
●SCM戦略立案
サプライチェーンマネジメントを最適化するための戦略の立案を行います。
●SCMプランニング
立案された戦略に沿ってサプライチェーンマネジメントのプランニングを行います。
●SCMプロセス改革
既存のサプライチェーンマネジメントのプロセスを見直し、改善を行います。
●SCMのIT化構想
サプライチェーンマネジメントの一連の流れを管理し効率化するためにITシステム化する構想を練ります。
●材料の調達コスト削減
製品を加工・製造するための原材料などの調達コストを削減するための戦略の立案を行います。
サプライチェーンマネジメント企画(SCM企画)のここが魅力!
- 様々な業務との連携を行うため、会計・CRM(顧客管理)など、SCM以外の幅広い業務知識を身に着けることができる!
- 企業が抱える経営課題を解決するためのプロジェクトなど、企業全体を支える大きなプロジェクトでコンサルティングに携わることができる!
- 普段身近にあるモノの流れに関わることで仕事にやりがいを持つことができる!
サプライチェーンマネジメント企画職は、製品が消費者の手に渡るまでの一連の流れの効率化・全体管理を行う、いわば企業の基盤である経営部分を支える重要な役割を担っています。
このようにサプライチェーンマネジメント企画職は、”物流業界のシゴト”というよりも、様々な業種・業界のクライアント(荷主企業)を発展させるために尽力するお仕事であり、幅広い産業に深く関わる中で大きなやりがいを感じることができます。