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3PL営業

パート2

物流業界の職種理解

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3PL営業

3PLとは?

初めに、3PLについて説明します。

▼物流の事業形態

まず、荷主企業の物流の事業形態は3つに分かれています。

  • ファーストパーティー:荷主企業が自社内ですべての物流事業を行う
  • セカンドパーティー:荷主企業が物流事業の一部を外部に委託する
  • サードパーティー:荷主企業が物流事業をすべて外部の企業に委託する

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▼3PLとは?

3PLは、「Third-Party Logistics(サードパーティー・ロジスティクス)」の略で、前パートでご紹介した、物流コンサルを含めた、サプライチェーンマネジメント(SCM)企画のプロセスの一部または全部を第三者(サードパーティー)である物流企業が受託する事業形態です。

一昔前は、メーカーなどの荷主企業がすべての物流業務(輸送・倉庫の手配など)を自社で行っていたのに対し、3PLが普及しつつある昨今は、荷主企業は物流業務を物流のプロフェッショナルである3PL業務を行う企業に外注するケースが多くなりました。

3PLのサービスがあるおかげで、物流のアウトソーシング(外注)ができるようになったと言えます。

3PL営業とは?

▼3PL営業職とは?

3PL営業職は、物流業務の体制が十分に整っていないなどの課題を持った荷主企業に対し、物流業務の最適化に向けた提案型のコンサルティング営業を行う物流会社の営業職のひとつです。
単にモノやサービスを売る仕事ではなく、ヒアリング等を通してお客様となる企業の経営課題を定義し、それを解決すべく”物流”という観点からソリューションを考えてご提案する仕事です。

まずはお客様の物流ニーズや課題を全体観からきちんと把握し、現状分析したうえで、課題の解決に見合ったサービスを提案します。

3PL営業職はロジスティクス業務の川上から川下までを考えることになるため、効率的な物流戦略物流システムの構築をはじめ、各企業の経営課題に対する提案等、クライアントの物流事業を左右する重要な職種であるといえます。

※ロジスティクス業務:「原材料の調達から消費者の手に届くまで」といったサプライチェーンマネジメントの一連の流れをより効率的に一括で管理すること

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▼3PL企業の分類

3PL業務を行う企業は2つに分類されます。

  • アセット型:輸送手段や倉庫の拠点など、すべてを自社で所有している企業
  • ノンアセット型:輸送手段や倉庫の拠点などを自社で所有しておらず、他社に外注・貸借する企業
アセット型 ノンアセット型
メリット 需要変動に強い・サービス向上による信頼関係構築 顧客に応じて柔軟に対応できる
デメリット 社内のサービスのみの提供であるため柔軟な対応が難しい 他社の物流企業などに委託するため直接サービス向上を図るのが難しい

国内の3PL事業者は荷主企業の様々な状況や要望に応じて、これらを使い分けています。

主な業務内容

ここでは、3PL営業の業務内容の一例を紹介します。

自社内で物流企画を行うサプライチェーンマネジメント(SCM)企画の業務を請け負う事業形態なので、業務範囲としては大きく変わりません。

この内容に加え、クライアント(顧客)である荷主企業へのプレゼンやミーティングなどを行う営業活動を行います。

●SCMプランニング

立案された戦略に沿ってサプライチェーンマネジメントのプランニングを行います。

●SCMプロセス改革

既存のサプライチェーンマネジメントのプロセスを見直し、改善を行います。

●SCMのIT化構想

サプライチェーンマネジメントの一連の流れを管理し効率化するためにITシステム化する構想を練ります。

●材料の調達コスト削減

製品を加工・製造するための原材料などの調達コストを削減するための戦略の立案を行います。

3PL営業のここが魅力!

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  • 企業が抱える経営課題を解決するための物流コンサルに携わることができる!

  • 物流における幅広い分野を対象とする大規模な案件もあるため、仕事のやりがい達成感が大きい!

  • 物流のサプライチェーンマネジメント企画や企業への営業など通して、マネジメント・営業スキルを身に着けることができる!

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